子供の学力低下
ゆとり教育をすすめていたデンマークでも、
生徒の学習到達度調査(PISA)の結果が下がったそうで、
子供たちの学力低下が議論になりました。
そして教育改革として、
義務教育の1年早期化などが議論されているそうです。
しかし、同じくOECD(=経済協力開発機構)の生徒の学習到達度調査(PISA)で、
トップの成績をあげて、全ての項目で日本を上まわったフィンランドは、
週休二日制です。
授業時間も日本よりも少なく、
また総合的な学習の時間は、日本よりも多く、
「ゆとり教育」にちかい形なんです。
どうしてでしょうか?
時数削減や総合的な学習と学力低下は、無関係ではないか?との
指摘もあります。
ただし、フィンランドの教育が日本と違う点も多々あり、
その1つに「カルタ」と呼ばれる思考力や独創性を養う教材を使って
反復練習を行い、高い思考力を身につけているそうなのです。
又、学習についていけない子供たち(全体の10%程だそうですが)には
特別に補習授業のがあるそうです。
ですから、一概に授業の時間が日本と同じように少ないのに
成績がよいとはいえないのかもしれませんね。
又、教員免許は原則的に修士号取得が条件で、
学力の向上や先生の質の向上システムが確立されているというのも
注目値すべき点ではないでしょうか。
それでは日本の現状はどうなのでしょうか?
小学校での学習以外に
小学生の通信教育で思考力や独創性をつける教材を用いる傾向が
強くなっているようです。
※Wikipediaを参考にしました。